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宵待ち月       オオルリ

 珍しく遠征、湖面の輝く宿にて一泊、五月のこの時期温暖化の兆候なのか、東京はかなり暑い一日であったが、高原の宿はやはり冷え込む、寒さを感じるほどであった。熱燗が恋しく馬刺しに吟米醸造を熱燗でオーダー、この地方の馬刺しは名物ということもあってか、いつ食しても上手い。カルパッチョもなかなかいいものだ。


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 酔いが回り始めた頃宿から湖面を眺めれば、きらきらと淡く輝く、遠く薄墨の彼方に下弦の月この下弦の月がちょうど宵待ち月の形であろう、水墨画の世界久しくこの風情のあるものを見ていなかったな。澄み切った満月の時には、湖面上遥か遠く、薄墨に少し濃い目に墨をのせた富士山が浮かんで見える。絶景である、宵待ち月に何かを語りたく思いつつも、時間がもうとうに日付が変わってしまった。明日の朝早いのだが、淡く輝く湖面の風景に見とれて、熱燗をもう一本飲むか・・・・。
by hiro-0941 | 2007-05-10 23:32
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