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蓮華躑躅         ノビタキ

レンゲツツジ満開の時を見たいが為に三年ほど通いつめた高原である。毒のある花だとは知らなかった。棘や毒あるものは美しい。

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躑躅のように君は美しく、桜のようにも美しい、相聞の恋歌なんぞを載せてみた。

 物思はず、道行く行くも、青山を、振り放け見れば、つつじ花、にほえ娘子、桜花、栄え娘子、汝れをぞも、我れに寄すといふ、我れをぞも、汝れに寄すといふ、汝はいかに思ふや、思へこそ、年の八年を、切り髪の、よち子を過ぎ、橘の、ほつ枝をすぐり、この川の、下にも長く、汝が心待て

                                                  万葉集
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by hiro-0941 | 2007-07-25 22:49

花咲く野辺          ノビタキ

 早朝窓を開けると、一面乳白色の世界、濃厚な霧が出ていた。高原に立ち風を感じ、青草の匂いが漂う田舎の匂いだ、夏の始まりがこの香りとこの雰囲気が私の少年時代の思い出の香りでもある。今日一日の暑さが予感される、または、田圃にてかえるたちの鳴き声が、嗚呼!!体全体が夏だ。この爽やかな朝の出発はたとえようもない、今日一日が思い出の一日とならんことを祈りつつ。

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  『夏山の影をしげみやたまほこの道行き人も立ちどまるらむ』

  『夏の夜のふすかとすればほととぎす鳴く一声にあくるしののめ』    紀貫之
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by hiro-0941 | 2007-07-25 22:21

蓮華躑躅(レンゲツツジ)    ホオアカ

 私のこの半夏生も何時かは詳しく書こうかと思いつつも、もうお盆も過ぎてしまい、、体調不良もあり、また何れの時かととなってしまう。
先日の高原、幾度となく行ったがこんなにレンゲツツジが満開の時はなかった。

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何処へ行くの・・・・祭りの帰り道・・・川沿いの土手をただ歩いていた。まだまだ宵の内、田舎の夜空は漆黒の闇の中だ、地上近く遠くの町の明かりで黒い森影が浮かんで見える。その向こうに見知らぬ町の遠花火が・・・・音もなく時折鮮やかに小さく見え隠れする。嗚呼、もうすぐ夏も終わる。川風が、何処となく涼しさを運んできた。
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by hiro-0941 | 2007-07-23 23:21

晩 夏        サンコウチョウ

ちょうどこの頃がぴったりな言葉、この頃より暑さも増してくるが今年は梅雨明けが遅れている。
梅雨明けが待ち遠しい、都会では夏祭りも始まったが、肌寒くもあり、また、蒸し暑く感じる体がややだるい。今年のわが町の夏祭りは、私にとっては何か味気のないもので終わってしまった。

湿度の高い森林をかなり歩いた、ぬかるみもあり、体調優れぬ一日であったが、まさに深山幽谷の鬱葱とした中にこの子達は私を待っていた。

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もう幾日かで、蛍が飛び交うのが見られますよ、その時にもまた案内しますから是非にとお誘いを受けたが、如何せん心霊寂々とした処丁重にお断り申し上げた。


 『夕されば蛍よりけに燃ゆれども 光りみねばやひとのつれなき』    紀貫之
 
 『もの思へば沢の蛍もわが身なり あくがれ出づる魂かとぞ見る』    和泉式部
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by hiro-0941 | 2007-07-23 22:32

七夕の誓い        

見上げれば竹笹の向こうにかすかに星が見え隠れする。七夕の夜、下限の月が七夕飾りの真上に薄月夜、幼き頃の七夕を見上げる私、思春期の頃七夕を飾る私、青春の頃熱き思いで七夕を見る私、壮齢を重ねた現行の私、この流れの中に、容姿は変われども普遍として変わらぬ私という私がいる。
銀河という世界があると聞いた時の胸の高鳴りは今も覚えている。さらに学説は進み、銀河星団のその向こうにも、そのまた向こうにも銀河があるという。この地球も銀河の中の一存在なのだと。驚愕とはこのことか!

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 七夕の夜笹の葉の音を聞きながらほろ酔いにて遥か宇宙へと思いを馳せる。彦星が天の川を舟をこぎ行く話しもまんざらでもないだろう。以前にも書いたが、地球外の生物所謂 『エイリアン』 『UFO』 これら何れの世にか会いまみえんと思うものだ。

一年に七日の夜のみ逢ふ人の恋も過ぎねば夜は更けゆくも

逢はなくは日長きものを天の川隔ててまたや我が恋ひ居らむ     読み人知らず
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by hiro-0941 | 2007-07-10 23:09

七夕       サンコウチョウ

今年の七夕の夜は薄曇、夜中に窓の外を見れば下限の月が情緒良く薄月夜の赴きあり。万葉の昔から悲恋の話と、一年も恋焦がれる恋愛の情として様々に話が語られたに違いない。
日傘差し私を待つ人がいる、片田舎の駅にて黄昏る時まで語り合った。さようならまた逢おうよ、蝉時雨の田舎道その女(ひと)は振り返り、また振り返りつつ夕暮れのなか日傘が揺れる、日傘の上には色鮮やかなノウセンカズラの花が枝垂れ咲いていた。


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『天の河霧立ち渡り、彦星の楫(かじ)の音聞こゆ、夜の更(ふ)けゆけば』  山上憶良

『天の川 楫の音聞こゆ 彦星と織女と今夜逢ふらしも』            詠み人知らず

なんというロマンチックな歌なのだろう一年に一度織姫に会いたいが為に天の川を彦星が急ぎ急ぎ櫓を漕ぐ音が聞こえるではないかというのだ。
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by hiro-0941 | 2007-07-09 23:21

真冬の八ヶ岳

静寂な闇の向こうにスキー場の明かりが見える。遠くで車のクラクションの音も聞こえる。若者たちのオールナイトのスキーなのだろう。二・三十年前とは時代は変わった。


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先日勝沼ワイナリーから山中の『ふじやまビール』へと足を伸ばした。ドイツのビヤホールのような感じで私の好みの場所だ、仲間たちとまた、何時もの様にお洒落に、くだらなくも今夜一晩盛り上がった。

 『然し、心の合うた友だちなどと相會うて杯を擧ぐる時の心持も亦た難有(ありがた)いものである。

いざいざと友に盃すすめつつ泣かまほしかり醉はむぞ今夜
語らむにあまり久しく別れゐし我等なりけりいざ酒酌まむ
汝(な)が顏の醉ひしよろしみ飮め飮めと強ふるこの酒などかは飮まぬ』   若山牧水
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by hiro-0941 | 2007-07-06 22:43

レンゲツツジ          ノビタキ

深山幽谷の世界へ、霧が深く立ち込めているなんと爽やかな心地よ、毎回訪ねてもよい場所だ。

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翅ある鳥となりても追ひがたきものをわれより失ひしかな

恋歌の一つでもここに記しておこう。
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by hiro-0941 | 2007-07-05 22:50

深山幽谷    霧のノビタキ  

学校帰りの子供たちが竹笹を担ぎながら大はしゃぎしている、もう七夕なのか、日本古来からの納涼の祭りの一つ、五穀豊穣を祈り人々は万年への平和も祈ったに違いない。
竹の葉がさらさらと揺れるこの音も蒸し暑いこの頃のは涼しげに聞こえる。笹の葉を飾るこれも先人たちの夏の涼を取る知恵なのだろうか。

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七夕さま・・・、幾年かの昔・・・何度も何度も短冊に書き直し、命の限りに認めたその人の名・・・。

裾野なる花ははかなし一草をあまさず山の風に従ふ

君は君われはわれをば忘れずと歎きぬすこしわれを忘れて        与謝野晶子
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by hiro-0941 | 2007-07-05 22:32

涼やかな音色     オオルリ

このところ夏風邪を引いてしまい、疲れ気味。

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疲れ多々なり・・・。
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by hiro-0941 | 2007-07-03 22:12