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黄 葉 (もみぢ)    キビタキ

紅葉と黄葉何が違うのかその昔万葉の頃は紅葉した木々や葉を黄葉と呼び様々に歌われ親しまれた。色鮮やかに赤く色付く葉も良いが、黄色に色付いたのもよいのではないか、半ば強引なこじ付けで失礼する。

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『あしひきの山下光る黄葉の散りの乱ひは今日にもあるかも』

『天雲に雁ぞ鳴くなる高円の萩の下葉はもみちあへむかも』

『黄葉の散りなむ山に宿りぬる君を待つらむ人し悲しも』            万葉集
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by hiro-0941 | 2007-10-25 00:04

十三夜       キビタキ

秋の名月である、日中は雲が多く今宵の十三夜は望めないかなと思いきや、夕方より少しづつ雲がとれて、冴え冴えとした名月が顔を出した、月見る月のその月である。日中の気温は20度前後であったろうか、日差しの強いときにはやや汗ばむような感じであったが、夜になれば肌寒くもある。恒例により熱燗で一杯、熱々の湯豆腐がこの上なく美味く、秋の夜長が至福のひと時となった。

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 『藪の家や 鍋つき餅の 十三夜』

 『十六夜や 吹草伏し 萩すゝき』             小林一茶

仲秋の名月いわゆる十五夜を芋名月と言い、十三夜を栗名月と言ったそうな、秋の夜長の澄み渡るそれぞれの名月を見て文人墨客は何を思ったのであろうか?それぞれの名月も良いが、私は十六夜の月が一番好みだ。詳細はまた何れの時に。酔いが廻ってしまった。
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by hiro-0941 | 2007-10-23 22:55

萩紅葉         キビタキ

萩紅葉という言葉があるのかは知らないが。街々はまだ萩が咲き乱れている散ってしまったところもあるが、もう少しすると萩の葉が淡い黄色に紅葉する、この頃が本当の晩秋であろう。

季節は廻りまた今年も秋物思う季節となった、幾つもの思いでも廻り来ては心の中を通り過ぎてゆく晩秋の黄昏た風のようだ、『手を繋ぎ、離れないでね、秋桜(コスモス)がこんなに綺麗』 持ちきれないほどの花を摘んだその昔 セピア色の思い出が薄紙を重ねるかのように心の中に消えてゆく。


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『奧山にもみぢふみわけなく鹿の声きく時ぞ秋はかなしき』

『秋萩の下葉のもみち花に継ぎ時過ぎゆかば後恋ひむか』     百人一首
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by hiro-0941 | 2007-10-23 00:23

晩秋の風景      キビタキ

一日が清々しく、身も心も洗われるとはこのことだろう、木々が光り輝く昼下がり、早く紅葉が待ち遠しい、先日関東地方の紅葉は遅くなるとの話もしたが、季節はしっかりと、深まり行く晩秋の趣がある。

夕刻、静かに黄昏る今日一日が終わる、釣瓶落としの季節午後の5時過ぎには街々は暮れている東天には上限の月が・・・あざやか風情の中の秋を見る。

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『吹からに秋の草木のしほるれは むへ山風をあらしといふらん』

『めくりあひてみしやそれとも分ぬまに 雲かくれにしよはの月哉』      百人一首
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by hiro-0941 | 2007-10-22 23:45

晩 秋           キビタキ

なんともいえぬ小春日和であった。木々が少しづつ色付く、斜光によって色付いた紅葉が、ステンドグラスのような輝きを放つ、まったく素晴らしい季節だ。

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『あはれ秋風よ こころあらば伝へてよ
      
          ――男ありて今日のゆうげに
                
                ひとりさんまを食くらひて 思ひにふけると。』   佐藤春夫


秋の定番・秋刀魚の歌
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by hiro-0941 | 2007-10-22 23:24

菊日和         キビタキ

 菊花香る季節、澄み切った秋の瑠璃色の空にこの花の香りが溶け込んでゆくまさに菊日和の一日だ。隣人の丹精込めて作った菊が見事である、我が家からただで拝見できるというのは楽しみの一つでもある。また、この時期郊外を散策すれば、萩が見事に枝垂れ咲く道々の出会い天空にも秋、菊香りて暮れ行く秋を満喫。この次の休みには、菊花を愛で熱燗で一杯と洒落込むのも良い。


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 『暖かき茶をふくみつ丶萩の雨』

 『長き夜の中に 我在る思かな』  高浜虚子
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by hiro-0941 | 2007-10-18 01:05

晩  秋      メジロ

日一日秋が深まってきたように感ずる、先日の久々の休日に武蔵野の風景がまだ其処彼処に残る街々を、早朝より散策秋日和の天気には恵まれないが、朝靄の匂い立ち込める世界は格別なり。


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 『神無月の頃、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里にたづね入る事侍りしに、遥かなる苔の細道をふみわけて、心細く住みなしたる庵あり。木の葉に埋もるる懸樋の雫ならでは、つゆおとなふものなし。閼伽棚に菊・紅葉など折り散らしたる、さすがに住む人のあればなるべし。』

                                                 『方丈記』
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by hiro-0941 | 2007-10-16 00:47

秋の風物詩         ノビタキ

 中秋の頃なのだが、晩秋を思わせる風が吹いている。地球温暖化なのだろうか、幾分秋が短くなってきているように感ずる。先日あるテレビ番組で関東地方の紅葉も師走から正月にかけてかと、いよいよ温暖化そのものも極まれりと思う。可と言いつつ何を強いる訳ではないが、もはや、割り箸一本が、レジ袋一枚がと言った次元ではなくなって来たのではなかろうかとの、コメンテーターの話が印象的であった。

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   『奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋はかなしき』
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by hiro-0941 | 2007-10-15 23:40

   寒  露

早朝四時、家の窓を開ければ東天に澄んだ秋の夜空に下限の月が煌々と冴え輝いている。よく見れば三日月の傍には金星が寄り添い綺麗に瞬いている。こんなに澄んだ秋の月を見たのは久々、静かに車を走らせ、金木犀の香りたつ郊外へまわり道をしながら一路高速へ・・・。


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『九月のしぐれの雨に濡れとほり春日の山は色づきにけり』

『長月の有明の月はありながらはかなく秋はすぎぬべらなり』      紀貫之
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by hiro-0941 | 2007-10-10 00:13

秋桜畑        ノビタキ

 この季節伊豆には幾度となく訪れているが、こんなに肌寒く雨の二日間は初めてであった、雨の為予定も少しは変更した。過ぎ去りし夏を惜しむかのように、来るべき秋の夜長を謳歌せんと鈴虫たちが宿の軒下で、夜の更けるのも忘れてかいつまでも鳴いていた。ライトアップされた日本庭園の青葉が雨に濡れ、その輝きが淋しく揺れている。雨音の響きが誰かを恋い慕い訪ね問うような一夜となる・・・・。しかしなんとも寒い伊豆の旅であった。熱燗が美味すぎ!

『なにとなく 君に待たるるここちして 
                 出でし花野の夕月夜かな』     『与謝野晶子』


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   秋の定番    枕草子より

 『秋は夕暮。夕日のさして山の端(は)いと近うなりたるに、烏(からす)の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛びいそぐさへあはれなり。まいて雁(かり)などのつらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日入りはてて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。』
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by hiro-0941 | 2007-10-04 23:11