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暫し休みます。          シジュウカラ

諸般の事情によりしばらく休止いたします。


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 『見る人も なくて散りぬる 奥山の 紅葉は夜の 錦なりけり』       紀貫之
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by hiro-0941 | 2007-11-18 21:01

晩秋と酒       キバシリ

紅葉を愛で酒を飲む、または、冴え冴えとした月を眺めて、酒を飲むこの晩秋から初冬にかけての季節が、一年を通じて酒飲みにとってはたまらなく良い季節だ。

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万葉集の有名な歌人も酒をこよなく愛したのであろう。

しるしなき物を思わずは一杯
        濁れる酒をのむべくあるらし


なかなかに人とあらずは酒壺に
        成りにてしかも酒に染みなむ
                                    大伴旅人
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by hiro-0941 | 2007-11-12 23:42

もみぢば

色づいた末の枯葉が秋風に脆くも散り、私の足元で渇いた音を立てて秋の深まりを感じる。秋は何処も同じ秋の夕暮れなのだが、先人墨客歌人たちは旅ゆく我が身の心細さに重ねてこの秋の物寂しげな風情を見たのであろう。


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なぜか啄木の歌が浮かんだ。


『あたらしき背広など着て 旅をせむ しかく今年も思ひ過ぎたる』   

『やや長きキスを交して別れ来し 深夜の街の 遠き火事かな』    石川啄木
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by hiro-0941 | 2007-11-06 01:13

櫨紅葉 (はぜもみじ)     シジュウカラ

ウルシ科ウルシ属の櫨(はぜ)の木。楓などに先立ち、紅葉の季節を真っ先に告げる木である。緑の中にオレンジ色の葉が混ざり始めた頃も綺麗だが、やがて深紅一色に染まり、澄んだ秋空に燃え上がるさまは見事だ。シジュウカラが忙しなく、櫨の紅葉した中を動いているが、肝心の綺麗な場所になかなか来ない、上手くいかぬものだ。

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小春日和の平和な一日。落葉の道々を猫たちも幾分楽しそうに歩いている。陽だまりのなかじっとしていると少し暑さを覚える。平年並みの気温と言いつつも、年を取ったせいもあるのか太陽の直射日光が紫外線が強くなったようにも感じる。これも温暖化なのか。

八重葎しけれる宿のさひしきに 人社見えね秋は来にけり

村雨の露もまたひぬ槇のはに 霧たちのほるあきのゆふ暮     百人一首


日付も変わり窓の外はどうらや雨模様。また秋が深まり行く。
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by hiro-0941 | 2007-11-06 00:33

柞紅葉(ははそもみじ)       キビタキ

 秋の里山の風景の一つ、楢や、クヌギの類の黄色く或は茶色に枯れ紅葉した葉のことを言う。これがまた山間の集落の中に晩秋の彩を添える、里山の主たちと散策しながらドングリの実を拾い、まだ食べられる栗があると言うので、芋などを焼きながら栗も頂戴した。いつしか、舞茸や椎茸などを焼きながら、やはり一杯飲み始めた。その昔万葉の世界には、紅葉を愛でながら酒飲みをしたのだろうか、物思う秋なのにつまらぬことばかりが頭の中を回転している。

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 酔いも廻り木々の中を歩き始めると、何処からか線香の香りがしてきた。此処の集落の人なのか亡き人を弔いに来たのであろうか、やや腰の曲がった老婆と、その息子なのだろうか歩く後姿に、秋の悲哀を感じてならぬ。

  『幾返りもみぢきぬらんははそ原ちりしく木の葉秋をかさねて』   藤原定家
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by hiro-0941 | 2007-11-06 00:04

深秋の候       アトリ

ちょうど今頃はクヌギや、ナラの類の葉がはらはらと散り行く紅葉の中に身を置いたときに、将軍家康は、『桐一葉落ちて天下の秋を知る』と詠んだと記憶する。晩秋・・・・見慣れた桜並木も色付き此処に来て一段と秋を思わせる。この秋の風情我は如何に想わん。

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静心ひとめをいとひ秋山の楢葉もみぢの根を踏み登る         若山牧水


佐保山のははそのもみぢちりぬべみ夜さへ見よとてらす月影     古今和歌集    
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by hiro-0941 | 2007-11-05 22:31