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余      寒 (よかん)                  タゲリ

新しき出会い・・・・・そして別れ・・・・・毎年この季節私の心の中は、甘酸っぱさが常に漂う。梅が咲き木蓮も咲いたこぶしの花が垣根越しに咲いている、もうすぐ桜が咲き始める、幾度も重ねて見る桜・・・・色褪せることなき桜の花びら思い出は様々に巡り、幾歳の歳重ねたこの春の朝も、また桜を観ん。過ぎ去りし日々、若人として帰らざる青春の郷愁が・・・・。ほころび始めた桜をいつか風が散らした如く、また散りゆく花を見ると、ほろ苦き胸の痛みが蘇ってくる。


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『あたたかな 雨が降るなり 枯葎 (かれむぐら)』

『毎年よ 彼岸の入に 寒いのは 』   正岡 子規

『鎌倉を 驚かしたる 余寒あり』     高浜 虚子

この子規と虚子何かの折に書きたいと思っているのだが、いつかはと…・。
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by hiro-0941 | 2009-03-25 22:41

春      寒                     モ    ズ

春霞む山裾の情景が一面に広がる・・・・過日・・・・家のお上さんの友人も交え数人で、梅郷へ花見に出かけた奥多摩の山間は寒い、余寒というのがぴったりな朝・・・・。路線バスの車内にてこの季節の様々な言葉を探してはこのなだらかな丘陵に広がる見事な梅園を楽しんだ。端的に表現すれば春寒あるいは料峭(りょうしょう)春の寒さや冷たさをいう表現は季語は様々に述べることができようが「冴え返る」「余寒」、それに「春寒」といろいろある・・・・・それぞれに少しずつの違いがあろうが、なかでも「春寒」は春という語感に歌を詠む詠み人が心をよせながら感じる寒さのことで、いささか情緒的ではなかろうか・・・・。なんだろう…・もっともっと叙情的な事柄を書きたかったのだが・・・・・、
 毎度毎年呼んでくださる里山の主の案内で梅園の中程へ席を設けさせて頂き梅花香る宴を楽しんだ。家の上さんの友人女学生時代の秀才、酔ったのか饒舌に草花の様々な話をしてくれたのが印象的な一日となる・・・・。

都忘れという花の話

「いかにして契りおきけむ白菊を都忘れと名づくるも憂し」・・・・・と歌った順徳上皇・・・・配流の島佐渡にて・・・・都恋しさに耐えきれず、絶食の果ての自殺・・・・・四十六歳の若さで崩御したと伝え聞く・・・・。


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『花鳥(はなとり)のほかにも春のありがほに霞みてかかる山の端の月』     順徳院
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by hiro-0941 | 2009-03-22 21:16

年度末                           オオタカ

毎年の事この期末の時期は全く忙しい、我が事務所内も約三分の二が引っ越し閑散としたもの、残ったものは五月に引っ越すのみとなった。三月春まだ浅く感ずるこの頃は移動と歓送迎の時期でもあり三日と開けずに宴席が設けられており、全くわが身も良く続くと感心しきり、先日の派遣社員のかわいい子の送別会では、思いを寄せていたのであろう無骨い男子社員が惜別の挨拶の際に声を殺し泣いていた、私も驚き・・・・何とかならなかったのかと中堅社員に伺ったが、こればかりは何とも・・・との返事、宴も終る頃合い私の席に呼び・・・・私と同じ不器用なのかこの無骨い社員愛おしく思えてならない。男松五郎泣くな!と、少し違ったか・・・・・。(笑)



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命だに心にかなふものならば なにか別れのかなしからまし

思ひいづる時ぞかなしき 世の中は空ゆく雲の果てを知らねば     詠み人不詳
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by hiro-0941 | 2009-03-22 19:32

下萌 (したもえ)                    ルリビタキ

早春の候少し時間も取れた夕刻・・・先頃国木田独歩の欺かざるの記を読んでの思い返しを掻い摘んで紹介しておきたい。以下「欺かざるの記」より抜粋。
嬢(信子)と共に車を飛ばして三崎町なる飯田町停車場に至る。着する時恰かも汽車発せんとする時なり。
直ちに「国分寺」までの切符を求めて乗車す。
「国分寺」に下車して、直ちに車を雇ひ、小金井に至る。小金井の橋畔にて下車して、流に沿うて下る。(中略)
林を貫て、相擁して歩む。恋の夢路! 余が心に哀感みちぬ。嬢に向て日く。吾等も何時か彼の老夫婦の如かるべし。若き恋の夢もしばしならんのみと。(中略)・・・・・・林を去るに望み、木葉数枚をちぎり、記念となして携へ帰りぬ。
境停車場にて乗車す。
「この境停車場こそ私の事務所がある場所」

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木の葉なき むなしき枝に年暮れて 又めぐむべき春ぞ近づく

のどかにもやがてなりゆく景色かな 昨日の日影今日の春雨    詠み人不詳
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by hiro-0941 | 2009-03-09 23:07

菜種梅雨                      オオコノハズク

じめっとした日々が続いている、何か寒さも一入の様な感有り、冬日和というか綺麗に晴れた青空が見たい。この時期天気予報では必ず、桜開花予報が始まる、まだまだ先のようだが何れにせよ暖かな桜日和が待ち遠しい、その前に梅を見に行かねばもう終わってしまうかも・・・・。誰ぞを誘って奥多摩吉野梅郷へ行ってみるか。



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枕草子
『春はあけぼの。やうやう白くなり行く、山ぎは少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる』 と暖かな春よ来いこごえたる我が身の我が心の解き放たれるのを待つ。
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by hiro-0941 | 2009-03-04 23:05

冬木立ち                      オオコノハズク

暫くは逢えないね・・・・ほんっと!・・・・一生逢えなかったり・・・・ほんの二ヶ月ぐらいだね・・・・朝の事務所のガラス窓は薄く曇り、冬枯れた木立を眺めながら、ブラックコーヒーを頂く束の間の至福の時。
昼近く携帯電話に・・・おお~い久しぶりに一杯やらんかと学生時代の友人吉祥寺にて早速ちょいと早めに寒ブリのしゃぶしゃぶで一杯始めた、富山の氷見からの直送ぶりトロという辛み大根ポン酢和え、水菜や椎茸などがよくあい刺身そのものでもうまい、ついでに白子も頂戴す。鍋料理なので室内が暖かく熱燗よりビールがいい感じで飲み干せた。
長年この町に住んで手に入らなかった「小笹の羊羹」上さんの力も借りて朝五時前に並んで手に入れたと・・・・有り難く二本頂戴す。一つは家にもう一本は事務所に常ながらお世話になっている女性事務方に御礼を込めて差し上げた。少し早いが先日のチョコのお返しにもなった。
家に持ち帰ってテーブルに置いておいたら大騒ぎになっていた、この前のゴディバのチョコと云いこの羊羹如何したのなんか怪しいとうちの上さんたち・・・・。


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三月に入ったとはいえかなり寒い気象庁は暖冬であったと発表したが、私には今年の冬はいつになく寒かったような気がしてならぬ。春が待るる。

ちょうどこの季節にピッタリかな

   春は来たりつつある    内村鑑三

春は来たりつつあり
雪は降りつつある
しかし春は来たりつつある
寒さは強くある
しかし春は来たりつつある
 春は来たりつつある
 春は来たりつつある

雪の降るにもかかわらず
寒さの強きにもかかわらず
春は来たりつつある

慰めよ、苦しめる友よ
なんじの患難(なやみ)多きにもかかわらず
なんじの苦痛(いたみ)強きにもかかわらず
春はなんじにもまた来たりつつある
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by hiro-0941 | 2009-03-03 22:45