「ほっ」と。キャンペーン

<   2009年 08月 ( 1 )   > この月の画像一覧

お   盆                 星         雲

残暑お見舞い冷夏お見舞い申し上げます。久々のブログ書き込(毎度のことで)みとなってしまい、尋ねくださる方々にお詫び申し上げます。

ご多分に漏れずわが身も、夏休みを頂き休息と安堵感の中に……、田舎に数日在。昨年亡くなった友への新盆の挨拶を済ませ・・・その妻と幾人かの友で料理屋にてこじんまりと同窓会、亡き人は帰ることはない・・・・・・、励みになればと思いつつ一席を設けた。語ればまたその面影が影法師の如く身に添いて離れることはない・・・・・、また眼を閉じれば物言わぬ笑顔のままの姿があると・・・・・、もう半年も過ぎたのよ・・・・・・やっと生活の中にも慣れてきたわ、と笑顔のその妻、その言葉を聞いた列席の友も私も安堵感を覚えた。
 夕刻には遠花火が見える鬼怒川の土手に皆で向かう路道、夏の夕暮れ・・・やや黄ばみ始めた稲穂が風に揺られ、どんよりとしたまばらな鉛色の雲も茜色に染まりつつある時刻、遠くで鉄橋を渡る列車の音が黄昏の空にちぎれちぎれに聞こゆ・・・・東の空低く星が輝きもうすぐ満天の星星が見える・・・。
 路道に友は語りかけ・・・・・、暮れにはお手紙いただき、ありがとう、仏前に今も備えてあるわ・・・・いつしか友等の列より少し離れて、ねえ人生て、もしも変われる事があればとは思ったことない?、あの時・・・・・、同じ学校へ行っていればねぇ~・・・・。夏の夜の風が、青草の匂いとともに帰らざる古の甘酸っぱい思い出が私を包んだ。ほら~見て・・・・・・。対岸の向こうに遠花火・・・。
 その昔若き十代の頃・・・今は昔…、・・・。悲しいかな満天の星星も時代とともに街の明かりが多くなり見える数は減少の一途をたどっている。漆黒の闇に浮かぶ満天の天の川を仰ぎ見ともに互いの進路を語った頃が懐かしく思い出される。一つ二つと蛍舞うあぜ道の帰り道・・・・盆踊りの太鼓の音がいつまでも何時までも切なく胸に響く一夜となった。


d0107950_2044063.jpg


     夏の夜       島崎藤村
 
君と遊ばん夏の夜の 青葉の影の下すゞみ
短かき夢は結ばずも せめてこよひは歌へかし
 
雲となりまた雨となる 昼の愁ひはたえずとも
星の光をかぞへ見よ 楽みのかず夜は尽きじ
 
夢かうつゝか天の川 星に仮寝の織姫の
ひゞきもすみてこひわたる 梭(をさ)の遠音(とおね)を聞かめやも
[PR]
by hiro-0941 | 2009-08-15 20:48