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クロツグミ

 また今年も黒鶫なのだが、毎度のこと同じ様なものでなんともお恥ずかしい、この鳥はなんとかならないものか、私の狙いは、花がらみのものなのであるが、思うことと現実は甚だ違いが大きすぎる。思い通りに行かないのがこの写真の面白さであり、また腕を磨かねばならないと自分を励ます。

 昨年もこの時期にこの地域を友人と廻りまわった、あいにくの雨で、季節外れの雪であったと記憶する。同じ様にこの写真の時もやはり寒い、また早朝より激しい雨となっていた高原にはまだ桜がなく梅が満開であった、どこが花がらみかなんともうまくゆかぬものよ。散々と思うなか、今回は時間も日にちもあったのでやはり縄文の湯に寄った、なんとも言えないこの寒さと疲れのなかで湯に浸かるのは最高である。こうなると一杯やりたくなるのは人間の常場所を仕切り直して、湖畔にて宿を取り熱燗でいっぱい。


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明日は大雨という今夜、定番であるがカツオのたたきで一杯。昨日の夜は満月であった、あいにくの曇りで薄い雲の合間より覗く朧な満月はなんとも風情があろう、薄月夜とはこのことなり。何かしれぬ酔いが回ってきた。

それにしても古の歌人達はなんとも情緒が豊かなのであろうか。クロツグミの和歌はないがホトトギスで探してみた。


『またねどももの思ふ人はおのづから山ほととぎす先ぞききつる』              和泉式部


『こぬ人を まつちの山の 郭公(ほととぎす) 君よりさきに おとづれにけり』      正岡子規


『思ひ寝の ゆめかとぞおもふ ほととぎす 待ちつかれたる 夜半の一こゑ』

                                            樋口一葉


# by hiro-0941 | 2019-05-20 21:35

麦秋の風

 本日晴天なり、暑くもなく寒くもなくの程よい機構なり一年の中で最高の季節であろう、吹く風は梵、柔らかに吹かれ揺れる新緑は殊の外美しい。青麦はほのかに色付きこの揺れる麦の穂の在りようを眺めれば、それはあたかも麦の波といえよう。「麦嵐」「麦風」「麦の秋風」と呼ぶにふさわしい。更にこの時に降る雨は「麦雨(ばくう)」と著すなり。

 今年の五月はなぜか私にとって肌寒いように感ずる、一昨日の夜の寒さが少しこたえた様だ、花粉症もやっと治ったというのに、風邪をひいたかもしれぬ。

 玄関前の掃除をしながらこんなつまらぬことを考えていると斜め斜向かいの親爺殿とお上さんお二人で顔を出して先日のくさやは最高でしたね、またあの鰆の刺身はなんとも言えないね~・今度鰹のいいのが入るがどうかね?もう初鰹は食べたでしょうが。うちの婆さんの田舎富浦でも鰹のいいのが手に入るのでよ。

 でわでわ庭先の駐車場をお借りして本格的に藁で炙ってみますかね、と。またまた楽しみができ、この時期月朧にして一杯飲りながら眺めますかな、でわまた後日改めてと、おかみさんにもご挨拶方々別れた。

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夏の野に とりいれすなり 裸麦 その香おもほゆ わかき日の恋

                      与謝野晶子


遠山の うすむらさきの 山の裾 雲より出でて 麦の穂に消ゆ

                         牧水



# by hiro-0941 | 2019-05-13 18:26

躑 躅  (つつじ)

薫風・・・吹く風さわやか也この季節なんと過ごしやすいか!、暑くもなく寒くもなく程よい、今年の連休は天候にあまり恵まれなかったような感じがする、やや歳を重ねた分私はあまり温かさを感じずに若干ではあるが寒さを感じる。単なる歳かな。

 お隣の庭先のツツジが色鮮やか、先日端午の節句の祝いにとサワラの刺身で一杯やった斜め斜向かいの秋田の親爺殿とお隣の親爺殿ジジイども三人で色気も何もなく、ちょうど連休もありご近所さんもお留守が多い。

  はたまた我が家の上さんも遊びに来ている娘や孫達とお出かけちょうど良い、夕刻から飲み始めて夜の八時頃ご近所さんも雨戸や窓も閉め始めている。毎度毎度不評を買わないように秋田の親爺の庭先の駐車場があり何時もの七輪を持ち出してはじめた。


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 なんともご機嫌な親爺達は酔いに任せてくさやを久々に焼いた、お隣の親爺殿の自慢の八丈島のトビウオのくさやだ、これがすこぶるうまい!何時もは鯵のくさやが定番なのだが、先ごろ八丈島へと観光と釣りに行きその土産を一時冷凍保存にしておいたやつだ。くさやはアジの干物のように焼くと固くなってしまう、軽く炙る程度が良い。

 三人ともこのトビウオのくさやが大変好物だ。嗚呼なんともいい五月の初日だなあゝ~。いやいやマンズマンズ飲んだべ久々に酔った。親爺殿たちとも近いうちの日を見計らって、また一杯やろうと。


   秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露にぬれつつ

   妹があたり継ぎても見むに大和なる大島の嶺に家居らましを

                               天智天皇



# by hiro-0941 | 2019-05-06 18:38

シャトーのある喫茶店

玉川上水縁にあるこの喫茶店、平成の時代をもって閉店したとのこと、全然知らなかった情報が少なすぎるなあ~何か悲しい、吉祥寺在住の学生時代の仲間も知らなかったと、先ごろこのご夫婦がこの玉川上水の桜の咲く頃に知らせてきた。以前はこの喫茶店で仲間たちでよく談笑もし会社の支店が近くであったので良く利用もした。

 シャトーのある喫茶店日本全国探しても無いであろう。このヨーロッパ中世を感じさせる建物このシャトーの中も雰囲気は最高にいいのだ、なんだかなぁ~こうなる前にもっと知らせておけばと後悔の念が募るばかりだ。


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 この春先も玉川上水沿いの桜も見事なのだ、また秋は秋で木漏れ日の中の桜の紅葉、なかでもこのシャトーの外壁に絡まる蔦が紅葉もし、それはそれは見事なのだ、その昔この場所にもルリビタキなどがいたという。それもそのはず近所にはあの有名な小金井公園がある。

 史上初の大型連休は当方にはあまり関係はなかったが、連休の合間に昔の仲間たちと毎年恒例の吉祥寺で一杯、その帰りにここに立ち寄りパチリと一枚。あいにくの雨模様の中ではあったが、まだ閉店間もないのだがオーナーの計らいか、レンガの外壁のランタンのごときライトがいくつかともっていた。

 嗚呼!!感謝・・・このシチュエーションは最高だ、もっと日が落ちた時に来てみるか。この写真うまく表現できないのが私は悲しい。要は写真が下手なだけなのだが。近いうちにもう一度行ってみよう。


なぜか思い出された「竹下夢二」

『今日も今日とて川添ひの カフエの卓に来はきたが 逢へるよすががあるぢやなし酒は呑めども水色の グラスのふちの冷たさを おもひ知る身を何とせう』


# by hiro-0941 | 2019-05-05 20:51

菖 蒲  (しょうぶ)

 あれは菖蒲かアヤメか杜若か?果て分らぬ物だが、この時期にあぜ道に咲く花は、私は菖蒲と思いたい。今宵は菖蒲湯に浸かりて先日孫や娘たちがお土産と一緒に持参してきた。「北の誉」で一杯やるか。斜め斜向かいのお宅にお住いの爺様に声をかけて、鰆のイキのいいのがあると言っていたので、そいつを刺身にし酒の肴にして酒盛りをやるか。

 この菖蒲の花の花言葉を調べてみた、なんと「貴方を信じます」と。なんとも身震いするほどの言葉だ。こんな言葉私はおそらく生涯置いて一度も言葉としても声をかけられた事ないだろう、また残り少ないこの人生今後も無いであろう。私は、あまりにも口から出まかせの人生を歩んできた。この花言葉は誰が考えたのかは知らねども、なんとも都合のよくできたものよの。更には「優しい心」「忍耐」「諦め」ですね。


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 最近撮影も疎かになり、腰痛の持病もあり出かけることが少なくなり、はたまた仕事も年齢とともにもういいのかなと思っていたのに、別会社より請われて断りきれずに少しばかりの仕事に精を出しているこの頃である。今年に入り腰痛も若干ではあるが良くなりつつあり、

 ロクヨン担ぐのもいかがなものかと思っていたが、残る人生の楽しみに、時には撮影にも出掛け、酒を飲みつつも様々に考えもする年齢と成りました。とりとめもなく綴りましたが、今後も細くまたは狭く長いお付き合いの程よろしくお願いします。


久々の子規和歌を

  「ふる郷を かなたの空と ながむれば 窓にさし入る おぼろ月かな」

  「あす花見 こよひ月見と いふめるも 人の命の はかられてこそ」


# by hiro-0941 | 2019-05-04 21:30