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キレンジャク

 仕事上泊りがあったりこのところリズムが狂ったようだ。リクエストもありまたキレンジャクの写真だ。いつの間にか物凄い人出になってしまったとの事。
所用にて一日事務所在。生憎の雨、撮影には不向きなので個人的にはよかった。ただ、一日夜8時まで事務所に缶詰状態と言うのもいかがなものか。ストレスが逆に溜まってしまいそうだ。

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私の大好きな『国木田独歩』」日が無い一日文学の世界へ・・・。
『武蔵野にはけっして禿山はない。しかし大洋のうねりのように高低起伏している。それも外見には一面の平原のようで、むしろ高台のところどころが低く窪(くぼ)んで小さな浅い谷をなしているといったほうが適当であろう。この谷の底はたいがい水田である。畑はおもに高台にある、高台は林と畑とでさまざまの区劃をなしている。畑はすなわち野である。されば林とても数里にわたるものなく否(いな)、おそらく一里にわたるものもあるまい、畑とても一眸(いちぼう)数里に続くものはなく一座の林の周囲は畑、一頃(いっけい)の畑の三方は林、というような具合で、農家がその間に散在してさらにこれを分割している。すなわち野やら林やら、ただ乱雑に入組んでいて、たちまち林に入るかと思えば、たちまち野に出るというような風である。それがまたじつに武蔵野に一種の特色を与えていて、ここに自然あり、ここに生活あり、北海道のような自然そのままの大原野大森林とは異なっていて、その趣も特異である。』
# by hiro-0941 | 2007-03-23 22:58

久々の遠征

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 念願であったキレンジャクを撮影できた。しかもなんと花絡みで撮影できたこれほど嬉しいことはない。
 暖冬異変であったこのシーズン野鳥写真家の仲間たちは、「かなりの珍しい冬鳥が期待できるぞ」といって居ったが、アカウソから始まり、その後は何の音沙汰もなかった。これでもう弥生三月だ、冬鳥はもうないのかと思いきやなんと兼ねてより念願だった。キレンジャクが出てきた。取り急ぎ車を走らせ、一路現場へ。
 本日撮影できたこと、関係者諸兄に深く感謝申し上げます。画像の整理が追いつかないほど、駄作を撮ってしまった。機会がある度に掲載することにする。如何せん今日は疲れた。
# by hiro-0941 | 2007-03-21 21:27 | 野  鳥

夕焼けのなか   コミミ飛ぶ

 ホームページ・ブログ何処彼処もコミミズクがブーム私も負けじとトライしてみたが如何せん思うように行かない、柳の下には同じものはまたとない。
 
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 黄昏のなかフワフワと飛ぶ何ゆえにか、ねずみが大好物だそうで。本当に実に面白い愉快といえば愉快だ。。これだから野鳥を見る人も写真の人もやめられないのだろうか。

夕焼けのなか   コミミ飛ぶ_d0107950_23135354.jpg

 
名刺にも懲りずにこのコミミの写真を使っている。お気に入りだ、この鳥にはこのような光加減が合うのではないかと勝手に思い込んでいるが。写真にもっとも大切な光を尊大ぶって待ちすぎていつも失敗ばかりをやらかしてしまう。自画自賛をお許しを。しかし、この鳥は実に面白い形をして飛ぶのだ、まるでどんぐりが飛んでいるようだ。
# by hiro-0941 | 2007-03-19 22:56

里山   ミヤマホウジロ

真冬の小高い山の池、木々の合間より洩れる光に美しさを彩る小鳥も居るものだ。

里山   ミヤマホウジロ_d0107950_22240100.jpg


 どんぐり  『北原白秋』

どんぐりの實(み)の夜(よ)もすがら
落ちて音するしをらしさ、
君が乳房に耳あてて
一夜(ひとよ)ねむればかの池に。

どんぐりの實はかずしれず
水の面(おもて)に唇(くち)つけぬ
お銀小銀のはなしより
どんぐりの實はわがゆめに。

どんぐりの實のおのづから
熟(う)れてなげくや、めづらしく、
祭物見(まつりものみ)の前の夜(よ)を
二人ねむれば、その胸に。

どんぐりの實のなつかしく
落ちてなげけば薄(うす)あかり、
かをる寢息(ねいき)のひまびまや、
どんぐりの實は池水に。
# by hiro-0941 | 2007-03-13 22:05

恋歌の筑波山   オオマシコ

 久々に筑波山などに行ってみた。他愛の無い山と思っていたが、今回は条件が違っていた、オオマシコという鳥がいるというので、温泉宿もあるので一泊した。
男山、女山というのがあり、二つの山で構成されている、そもそもこのことが発端でよく詩に歌われたという話だ。

恋歌の筑波山   オオマシコ_d0107950_0191165.jpg


『筑波嶺の さ百合の花の夜床にも 愛しけ妹ぞ昼も愛しけ』  

『橘の下吹く風のかぐはしき 筑波の山を恋ひず あらめかも』   万葉集

『筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる』  百人一首
# by hiro-0941 | 2007-03-13 00:26